よくあるご質問 | 札幌小児歯科専門サイト

Q1.歯みがきはいつから行えばいいでしょうか?

A.

乳歯が生え始めたら歯みがきの習慣づけを始めましょう。
最初は嫌がりますが、徐々に歯ブラシの刺激に慣れてきたら歯を見ながら1本ずつ優しくみがきます。
強すぎたり、長すぎたりすると子どもが嫌がりますので、一本5秒くらいで充分です。

Q2.歯みがきは一日何回必要なのですか?

A.

歯ブラシに慣れることが目的の時期は、子どもの機嫌の良い時間帯や親の余裕のある時に行い、慣れてきたら毎食後習慣となるように徐々に増やして行きましょう。
寝ている時は唾液の分泌量が減少して虫歯菌が繁殖しやすくなります。
少なくとも寝る前は必ず仕上げみがきを行なって下さい。

Q3.2歳の子どもが歯みがきを嫌がります。いい方法はありますか?

A.

この年齢では歯みがきを嫌がることが多いので、優しく話しかけたり楽しい歌を歌いながら笑顔でみがいてあげて下さい。
保護者の方も一緒に歯みがきをするといいでしょう。
寝かせみがきをする時は時間をかけずに効率的に行うようにします。
大切なことは、毎食後に歯みがきをする習慣をつけることです。

Q4.フッ素塗布が歯にいいと聞いたのですがいつから始めるといいですか?

A.

フッ素は歯を硬く丈夫にする作用がありますので、乳歯・永久歯に関わらず生えた直後に塗るのが最も効果的です。
まずは下の前歯が生えてきた頃から定期的に歯科医院に通い、上下の前歯が生えてきたらフッ素の塗布を行なってみて下さい。

Q5.歯はいつ頃どんな順序で生えるのですか?

A.

乳歯はまず下の真ん中の2本が生後6~9ヶ月頃に生え始めます。続いて上の真ん中の2本が生えてくるのが一般的です。
最後に上の奥歯が2歳半頃に生えてきます。
ただ、個人差がありますので、この通りでなくともあまり気にしなくて良いと思います。

Q6.乳歯の神経を取ると永久歯に影響はありますか?

A.

乳歯と永久歯は、神経を含めて別の歯です。
乳歯の神経を取っても永久歯の神経に影響はありません。
しかし、乳歯・永久歯に関わらず神経を取るのは出来るだけ避けたいものです。

Q7.歯ブラシはどのくらいで交換したらよいですか?

A.

歯ブラシの毛が開いて、後ろから見て毛先がはみだしてきた時が交換時期です。
歯ブラシは毛が一番重要です。
毛先が広がった歯ブラシを使うと汚れがしっかり落ちないばかりか、歯肉を傷めることもあります。
1ヶ月に1本ぐらいを目安に交換すると良いでしょう。
小さいお子さんの場合は仕上げみがき専用の歯ブラシを別に用意しておくといいでしょう。

Q8.甘いお菓子やジュースが大好きです。上手な食べ方はありますか?

A.

食べてはいけないわけではありません。
おやつの時間を決めて、だらだらと食べないことが大切です。
子どものおやつにはエネルギー補給や心の満足感を得るという意味もあります。
甘いもの以外にも、いろいろな食べ物を加えて上げることも大切です。
食べた後にはうがい・歯みがきをする習慣づけをしましょう。
出来ればお茶や水を飲ませることでも虫歯を予防できます。

Q9.なぜ定期検診が必要なのでしょう?

A.

定期検診は虫歯を早く見つける以外にも目的があります。
小さいころからひとりひとりに合った歯みがき方法や習慣を身につけたり、生え変わりがうまく進んでいるか、歯並びや噛み合わせは大丈夫かなどのチェックをしたり、成長に合った食べ方が身についているかを診てもらったりします。

Q10.幼稚園や小学校の歯科検診で何も言われなければ安心してもいいですか?

A.

幼稚園や学校での歯科検診は集団でのスクリーニング検査です。
多くの子どもを対象として短時間で出来る方法で虫歯や歯並びなどを識別することが目的です。
何も言われなくても、歯科医院での定期検診を併せて受けると良いでしょう。
小児歯科専門の歯科医院であれば、子どもの成長に合ったより細やかな検診を受けられます。

Q11.虫歯はどうして出来るのですか?

A.

お口の中にいる虫歯原因細菌が、糖質を利用して歯の表面にグルカンと呼ばれる水に溶けないネバネバした物質を作ります。
これが歯垢(プラーク)です。
この歯垢が細菌を住みやすくして、その中の虫歯原因菌が糖質を利用して酸を作り、その酸が歯の表面を溶かすことで虫歯になります。

Q12.歯が抜けた時の歯ブラシはどうすればいいですか?

A.

抜けた場所に毛先が当たらないように注意しましょう。
歯ブラシを当てると出血しますし、血を気にして何度もうがいをするとさらに止まらなくなります。
歯の根の一部などが残っていると、出血や痛みが続くことがあります。
その場合は歯科医院で診察を受けましょう。

Q13.永久歯が生えてきたのに乳歯がまだ抜けません

A.

なんらかの理由で乳歯の根がうまく吸収できなかったことが考えられます。
残っている乳歯を早く抜歯してあげることで、歯並びの不正を防ぐことが出来る場合がありますので、早めに歯科医院を受診して下さい。

Q14.朝起きた時に歯みがきをするのはご飯を食べる前ですか?それとも後ですか?

A.

どちらか1回だけでしたら、食べた後の方がいいでしょう。
食べ物をそのままにして食べかすが残ってしまうことが一番良くないからです。
食べかすには糖質が多く含まれていて、虫歯原因菌に利用されて酸を作り、歯を溶かします。

Q15.歯に穴があいていないし痛くもないのに虫歯があると言われたのですが?

A.

歯と歯の間に虫歯が出来ることがあります。
これは見た目ではなかなか分かりませんが、専用の鏡で診たりX線写真を撮影するとすぐに確認出来ます。
予防するためには、歯と歯の間を糸ようじ(デンタルフロス)を使って掃除することが大事です。
歯ブラシだけでは、歯間の汚れは完全には取れません。
また、ジュースや清涼飲料水などを飲みすぎると、このような虫歯が出来やすくなります。

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